ロシア軍の侵攻が続くウクライナでは、多くの学校が破壊され、子どもたちが学校に通えなくなっている。子どもたちはどうやって学びを続けているのか。奮闘を続ける現場の教師にオンライン取材で聞いた。

 「今では私たちの学校に窓ガラスは一枚もない。学校の正面に何発かの砲撃があり、すべて吹き飛ばされた」

 激しい戦闘が続く東部ドネツク州ニューヨークの特別支援学校・小学部教諭で言語聴覚士のナディア・ホルデュクさん(59)は憤る。

 ロシア軍の攻撃は、学校にも容赦なく加えられている。ウクライナ検察当局によると、7月2日時点で、2月の開戦以降に爆撃と砲撃で2102の教育機関が被害を受け、うち215は完全に破壊されたという。

 もっとも、東部ドンバス地方の学校への攻撃は、今回に始まったことではない。ナディアさんの学校があるドネツク州や隣のルハンスク州では、2014年から親ロシア派が一部地域を支配しており、紛争が続いてきたためだ。

 その経験が、今回の侵攻下での学校運営にも生かされているという。

 どういうことなのか。

 ナディアさんは言う。

8年間の経験

 「私たちの学校は、この8年の…

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