「肩に力が入っているよ」富士桜から理事長へ、32年ぶりのひと言

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抜井規泰
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 1983年、秋場所12日目。20歳の新入幕・保志(のちの横綱北勝海、現八角理事長)と、保志が憧れ続けたベテラン・富士桜の初顔合わせ。

 1度目の仕切りから気合十分だった気鋭・保志の次の動きを、富士桜は正確に読み取っていた。

 「これは、来るな」

 富士桜の読み通り、保志は制限時間の前に突っ込んできた。富士桜もこれに合わせて立った。結果は――。

 「一瞬で、土俵の外にはじき飛ばされたよ」

 いま、八角理事長はそう振り返る。

 翌日の幕内土俵入りの時だった。花道で出番を待っていた保志に、富士桜が声をかけた。

「ニイちゃん」が「理事長」に

 「ニイちゃん、肩に力が入っ…

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