最後のアウトを取ってほしい…日南振徳・中野君、再登板で気迫のK

平塚学
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 (19日、高校野球宮崎大会3回戦 日南振徳2―7小林西)

 八回裏2死。日南振徳の先発中野龍之介投手(3年)は一塁の守備からマウンドへ向かった。気力で直球を投げ込み三振に打ち取ったが、九回の攻撃で得点できず、試合は終わった。

 日南学園で投手だった父の宏明さん(48)の指導で幼い頃から野球を始めた。3年前の宮崎大会で日南振徳を8強に導いた兄、宏太郎さん(20)の背中を追って、同じ高校に入った。1年生で捕手から投手に。2年生の春の県大会からエース番号を背負ったが、昨夏は2回戦で敗退した。

 今大会は1回戦で八回2失点と好投し、2回戦も完封勝利。この日も強力打線の小林西を五回まで1点に抑えたが、六回以降は捕まり、七回で降板した。

 再登板は「最後のアウトは中野に取ってほしい」という成合重登監督の思いから。ベンチの仲間も「頑張ってこい」と送り出した。「声をかけあい、みんながシード校を相手に全力を尽くせた。最後にマウンドに立ててよかった」(平塚学)