上海で当局が邦人男性逮捕 昨年12月に国家安全に関わる容疑で拘束

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 中国・上海で昨年12月に中国当局に拘束された50代の日本人男性が、今年6月に逮捕されていたことが19日、わかった。日中外交筋が明らかにした。

 逮捕容疑は不明だが、同筋によると、昨年12月の時点では中国の国家安全に関わる容疑で拘束されていたという。

 今年2月には松野博一官房長官が記者会見で、男性について「中国側に対して様々なレベル、機会を通じて、当該邦人の早期解放を強く求めている」と述べていた。

 中国当局は、2014年に反スパイ法、15年に国家安全法を施行。外国人が国家の秘密や情報を盗んだり探ったりする行為を厳しく取り締まる姿勢を強めた。

 今年9月に日中国交正常化50周年の節目を迎える中、邦人の逮捕が日中関係に影響する可能性もある。

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    坂尻信義
    (朝日新聞編集委員=国際政治)
    2022年7月20日15時35分 投稿
    【視点】

    国家権力が誰かの身柄を拘束、逮捕しても、その事実を当局が公表しない。これは由々しきことです。しかし、残念ながら、こうしたことが中国ではまかり通っています。なにが起きたのかは、わからないことばかりですが、説明責任も透明性もないなかで人が逮捕さ

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    遠藤乾
    (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
    2022年7月20日13時42分 投稿
    【視点】

     ことの性質上、詳しいことは外部にはわからない。中国が情報を開示しないうえに、親族の事情、外交当局の規制のもとで、外が騒ぐのを歓迎しないからだ。  しかし、騒がねばならない。人の人生がかかっている。放置すればまた同様の拘束が起きる。世論の