初顔合わせの「Q」再演、いざ海外へ 野田秀樹と竹中直人が語る

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編集委員・藤谷浩二
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 英国のロックバンド、クイーンの名盤「オペラ座の夜」に想を得た野田秀樹作・演出の舞台「Q」:A Night At The Kabukiが再演される。海外の関係者の好評も得て、今回は9月にロンドン公演、10月に台北公演も行われる。2019年の初演で野田作品に初めて参加した竹中直人と野田に聞いた。

壮大な「ロミオとジュリエット」の後日談

 俳優たちとワークショップを重ねて、「ロミオとジュリエット」の両家の対立を源氏と平家の争いに置き換え、後日談を交えた壮大な物語を野田は紡いだ。竹中は「こういう形の作品づくりは初めて。緊張して照れくさかった」と振り返る。野田は「シャイな竹中さんには最も苦手とするところだったのでは。でも芝居となると大胆で尋常じゃない。そのギャップがすごかった」と語る。

 1955年生まれの野田と56年生まれの竹中。同学年で互いに気になる存在だったが、接点はなかった。80年代、竹中は俳優として青年座に在籍しながら個性派コメディアンとして頭角を現した。同じ頃、野田が主宰する「夢の遊眠社」に青年座研究所出身の段田安則らが参加したこともあり、竹中の鮮烈な活躍に野田は「いつか一緒に仕事をしたい」と思いを巡らせていたという。

竹中「死に物狂いで野田さんの世界を」

 竹中は「僕はこれまで岩松了

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