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がんなどで大切な人を失った遺族をどう支える 学会が初ガイドライン

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 日本サイコオンコロジー学会と日本がんサポーティブケア学会は7月、がんなどの病気で大切な人を失った遺族をケアするためのガイドラインを作った。医療者だけでなく、遺族を支援する人にも活用してもらいたいという。

 こうした遺族ケアのガイドラインが作られたのは国内で初めて。国立がん研究センターの遺族調査によると、遺族の3割は、亡くなってから1~2年経っても、大切な人が亡くなった後の悲しみ(悲嘆)を感じている。遺族の精神的な苦痛に対する診療やケアをするための、遺族・家族ケア外来が設置されている医療機関は全国で50以下と決して多くはない。

 ガイドラインでは、遺族ケアへの支援者を増やすため、一般の人に向けて悲嘆や回復の過程、悲嘆を長引かせる要因について詳しく書いた。家族の実体験のほか、「寿命だったのよ」「これで楽になったでしょ」「いつまでも悲しまないで」など、遺族が傷つく言葉を紹介している。

 また、医療機関での遺族ケア外来を増やしたいが、専門職が足りないという課題もある。海外の論文を分析し、遺族の精神的な苦痛に対する薬の使い方についてまとめた。多くの医療従事者に参考にして欲しいという。最愛の家族や大切な人を失うことは、人生で最大の苦しみにもなる。ガイドラインの策定に関わった国立がん研究センターの松岡弘道・精神腫瘍(しゅよう)科長は「まだ遺族ケアの領域は発展途上」としつつ、「つらいときは、地域のがん相談支援センターにまず相談してもらいたい」と話す。

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