なぜ野球部がSDGs? 変わったジェンダー観、プレーにも変化が…

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稲垣大志郎
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 6月24日、山梨県立韮崎(にらさき)高校の学園祭。玄関ホールで、日に焼けた野球部の選手と女子マネジャーが生徒や教職員に呼びかけていた。

 「募金お願いしまーす」

 日本ユニセフ協会に寄付するためだ。

 部員の傍らには、野球部のSDGs(エスディージーズ)の取り組みを紹介するポスター。SDGsは、貧困や格差、気候変動など地球規模の課題を解決するための国際目標だ。3日間で2万4342円が集まった。

 練習を休んではダメ? 主将を選ぶのは監督? 変わる価値観や社会情勢を受け、高校野球の現場にも変化の動きが出てきている。「アップデート」(更新)を模索するチームを訪ねた。

 韮崎野球部は今春、SDGsプロジェクトを始めた。近年、関心の高まりから、同様の取り組みはほかのチームにもみられる。

 たとえば、奥越明成(おくえつめいせい)(福井)では「野球部朝活SDGs」と命名。部員が朝、道路や側溝のゴミ拾い、トイレ掃除や窓ふきなど環境整備に取り組んでいる。

 なぜ野球部が? 韮崎の場合…

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    北郷美由紀
    (朝日新聞編集委員=SDGs)
    2022年7月30日16時34分 投稿
    【視点】

    「自分ごと」に思えるかどうかで、SDGsに向き合えるかどうかが決まります。やらされるのではなく、やってみる。やってみたら、気がついたことがあった。そうしたら、こんなことにつながった。記事を読み、「仮説」が「証明」された感じがしました。特に注

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    井本直歩子
    (元競泳五輪代表・国連職員)
    2022年7月22日19時23分 投稿
    【視点】

    まるで私自分の魂が乗り移ったかのような(笑)記事に、唸りました。高校生のSDGsへの取り組みだけでなく、スポーツ部員が取り組むところ、コロナ禍の逆境を生かした取り組み、自主性を重んじる人間形成、ジェンダーへの気づき。なんて素晴らしい。