上野千鶴子氏、男女格差で日本116位は「政権が放置した結果」

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 社会学者の上野千鶴子・東京大学名誉教授らは20日、厚生労働省で記者会見を開き、日本のジェンダーギャップランキングが116位と低迷していることについて「男女の賃金格差はわずかに向上しているが、他国の変化が早いため日本は取り残されている。(歴代)政権が放置してきたということだ」と指摘した。

 参院選前の6月、政府が男女の賃金格差について企業に開示を義務化させると決めたことを踏まえ、上野氏は「ようやくジェンダー課題が争点になってきた」と語った。

 この日の会見は、公益財団法人「パブリックリソース財団」が主催した。次世代の女性リーダーを育てるため、1人あたり100万円の活動奨励金を支給する「女性リーダー支援基金」の今年度の公募を発表した。上野氏は審査委員長を務めている。昨年は137人が応募し、若者の政治参加を後押しする団体「NO YOUTH NO JAPAN」代表の能條桃子さんら5人が選ばれた。能條さんも会見に参加し、「今の社会には女性の中にもたくさんの格差がある。様々な女性の声を聞ける人たちが増えなければならないし仲間を一緒に増やしていきたい」と語った。

 世界経済フォーラム(WEF)が7月13日に発表した世界の男女格差の状況をまとめた2022年版の「ジェンダーギャップ報告書」では、日本のランキングは146カ国中116位だった。

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