10人の子の母、食料尽きて3日 タリバン支配下で届いた日本の支援

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カブール=乗京真知
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 カブールの定宿に、顔なじみの警備員の姿はなかった。代わりに銃を構えていたのは、ひげを蓄えたタリバン戦闘員たちだった。

 5月下旬から2週間あまり、イスラム主義勢力タリバンが支配するアフガニスタンに入った。17回目の渡航だが、首都カブールは様変わりしていた。これまで「テロリスト」と呼ばれてきたタリバン戦闘員が、軍兵士の制服をまとい、警察車両に乗って巡回していた。首都を制圧して権力を掌握し、治安を脅かす側から守る側になったからだ。

 アフガニスタンを初めて訪問したのは、イスラマバード支局長になった2016年夏だった。自爆テロが多い首都の、3階建ての宿で、寝付きの悪い夜を過ごした。いつでも窓から逃げられるように、枕元にロープを置いて寝た。

 当時、自爆テロを起こしていたのはタリバンだった。そのタリバンが米軍の撤退にともなって政権を倒し、国を支配するようになるとは、想像もしていなかった。

カブールで感じた異変

 今回の訪問で、まず異変を感…

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