クーデター誇る?「彼が革命を起こした」に笑顔の首相 怒るタイ市民

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バンコク=翁長忠雄
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 タイのプラユット首相と10人の閣僚が新型コロナウイルス対策の遅れなどから、野党に不信任決議案を突きつけられた。決議案の国会審議の最中には、軍出身の閣僚らが2014年のクーデターについて冗談めかして答弁し、「民主主義を理解していない」との批判の声があがった。23日にあった採決の結果は――。

 「彼はクーデター政府のころから今にいたるまで最も力があり、あらゆる政府機関に影響力を持っている」。20日の審議で野党議員は、軍出身のプラウィット副首相が自身の汚職疑惑を調べる調査委員会に圧力をかけたと主張した。

 するとプラウィット氏は、自身はクーデターに関与していないとした上で、隣に座るプラユット首相を指さして「革命を起こしたのは彼です」と発言した。プラユット氏が笑みを見せながら手を挙げて応じ、議場内に笑いが起きた。プラユット氏はクーデターの時の陸軍司令官だ。軍では、プラユット氏はプラウィット氏の後輩だった。

 この一幕に、野党や市民から…

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