高校野球熊本大会、きょう準決勝 第1~第4シードが勝ち残る
第104回全国高校野球選手権熊本大会の準決勝が24日、リブワーク藤崎台で行われる。第1シードから第4シードまでの4校が順当に2回戦からの3試合を勝ち上がってきた。決勝進出をかけ、激突する4校を紹介する。
九州学院―東海大熊本星翔は、いずれも好投手を擁す。1点を争うロースコアでの投手戦になりそうだ。
九州学院は、エース直江新君(2年)が140キロ台の速球に変化球を織り交ぜた投球で3試合を全て3点以内で完投。チーム無失策と守備も堅い。ここまで12長打と、下位からも大量得点を望める打線も脅威だ。
東海大熊本星翔は4人の投手が登場、全試合継投で1点以内に抑えてきた。横手投げの玉木稜真君(2年)に安定感があり、最速146キロの合志光陽君(3年)が控える。継投のタイミングにも注目だ。
熊本工―秀岳館は、安定感のある秀岳館バッテリーを、集中打で勝ち上がってきた熊本工が打ち崩せるかがポイントになりそうだ。
熊本工はここまで、2度の満塁を含む3本塁打と打線に爆発力がある。好機に強い左の増見優吏君(3年)、右の井上雄太君(2年)など穴がない。沼千泰君(同)は出塁率8割以上を誇る。
秀岳館も2、3回戦で10点以上を挙げてコールド勝ち。投げては山内勇人君(3年)、巨瀬一真君(同)の両右腕が交互に先発し、3試合で1失点の好投。準々決勝では1点を守り抜く粘り強さを見せた。
決勝は26日午前10時から、リブワーク藤崎台で開かれる。(杉浦奈実)