林マヤが語る茨城移住の魅力 地獄だった日々を野菜たちが癒やした

森下香枝
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 元パリコレモデルの林マヤさんは茨城県に住んで13年となる。コロナ禍を経て、移住先の一つとして茨城が注目を集めるなか、茨城の魅力について「自然に癒やされ、元気になれる」と話す。

 マヤさんはスーパーモデルとして活躍した頃、東京とパリを往復するセレブ生活を送った。その後に歌手活動などを自腹で行ったことで、1億円の借金を背負った。

 「地獄」と振り返る30代後半だったが、16年かけて借金を完済。心身ともに疲れ果てた後、2009年に茨城県へ移住した。

郊外の一軒家暮らし

 いまは茨城県守谷市郊外の一軒家で、夫(笛風呂タオスさん)と暮らす。守谷駅までバスで約40分。タレント、ファッションブランド「MAYAMAYA」の運営のかたわら、2400平方メートルの畑で農作業にも精を出す。

 「茨城というと、そんな田舎に行っちゃったのという反応が返ってきますが、守谷駅からつくばエクスプレス(TX)に乗れば、20分ぐらいで北千住駅に着きます」

 長野県出身のマヤさんは、家で虫やネズミが出るのも驚かなかったが、都会育ちの夫は当初、田舎暮らしにかなり戸惑ったという。

 だが、夫とともに、安全で健康に良い「レア・ベジタブル」(珍しい野菜)作りを追求した結果、季節を告げる色とりどりの野菜たちに癒され、心のストレスが解消されたという。

 仕事で週2回ほど東京に行く。打ち合わせはコロナ禍になってリモートが多くなったので、不便さは感じないという。

 マヤさんが驚いたのは、家賃の安さだ。駐車場が2台分付いた5LDKの一軒家で月9万円。借りている農地の賃料も安い。

素顔はシャイ、親切な人が多い

 茨城県は有数のそばの産地。周囲の畑は、野菜だけでなく、そばも多いという。守谷市には都内から移住したコミュニティーもあり、若い世代も目立つようになった。

 移住した当初は「地元の人の『だっぺ』『やっぺ』など茨城弁がきつく感じ、怖いなと思った」と振り返る。「よくよく話すとシャイでいい意味でおせっかい。親切な人が多いんです」と語る。(森下香枝)