噴火の異変、桜島の住民も気付かず「テレビで知った」「警報に驚き」

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 桜島鹿児島県)で爆発的な噴火が発生したことを受け、島内の地元住民らには不安ととまどいの声が広がった。

 桜島に住む男性(59)は朝日新聞の取材に対し、「午後9時過ぎにテレビの速報で状況を知った。急に警戒レベルが上がり、驚いている。今後、どんな対策をすべきかを知りたい」。

 桜島の昭和火口から約3キロの鹿児島市有村町に住む70代の男性によると、午後9時40分時点では火山灰も噴石もないという。「長年住んでいるが、慣れている」と話す一方、噴火警戒レベルが5に引き上げられたことに「それは警戒しないといけない」と話した。

 島の南側に位置する鹿児島市東桜島町の会社員川添和善さん(63)は噴火時、島の南を走る国道224号を車で走っていたが「特に異変は感じなかった」。自宅に着いてからも特に降灰や噴石も確認できていないという。消防無線で「噴火警報が発令されたという案内はあったが、(午後9時15分時点で)避難の話はない。今のところは通常と変わりなく、警報に驚いている状態。情報を集めるしかない」。地元の消防団員だが、特に出動の要請や連絡もないという。

 島内の桜島シーサイドホテルによると、噴火時には「2組計6人の宿泊者がいたが、すぐに対岸の市中心部に避難した。こんなことは初めて」と驚いた様子で話した。