「成長の過程。でも頼もしい」若虎投手陣 勝率5割で後半戦へ

大坂尚子
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 (24日、プロ野球 阪神タイガース1―0横浜DeNAベイスターズ)

 セ・リーグ最悪の開幕9連敗でスタートした今季の矢野阪神。負け越しが最大16あったチームが、球宴前に勝率5割に戻せると誰が予想できただろうか。

 矢野燿大監督でさえ、「めちゃくちゃ苦しい開幕のスタートから、よくここまで全員で持ってこられたな、というのが正直なところ」と話すほどだ。

 ここまでの復活劇を支えてきたのは救援陣だ。リリーフ防御率は、セ・リーグ唯一の2点台前半と安定している。

 開幕直後は新守護神と期待したケラーが2試合連続で打たれた。昨季のセットアッパー岩崎優を抑えに起用し、中継ぎには若手を積極的に起用して自信をつけさせてきた。

 1点差だったこの日も、育ててきた若手が盤石のリレーを見せた。

 七回は、7月から勝利の方程式に入った24歳の浜地真澄がマウンドへ。過去2年間で登板5試合だった右腕は、30試合目のこの日、力のある直球でまず2三振。代打山下幸輝には15球粘られたが、「粘り勝ちできるように」と冷静さを失わなかった。16球目、真ん中低め137キロの変化球で見逃し三振。3者連続三振に「まだ成長の過程。でも頼もしく思っています」と監督も褒めた。

 八回は37試合目のセットアッパー、23歳の湯浅京己が3人で抑え、九回の岩崎で締めた。

 46勝46敗2分けとし、広島と並んで今季初の2位で折り返し。球宴明けには、11ゲーム差の首位ヤクルトとの3連戦が控える。(大坂尚子)

 矢野監督(神) 勝率5割に戻したことについて「後半(戦)でドラマを起こす舞台が整ったと思う」。

 三浦監督(D) 負け越し3で折り返し。「接戦が続いているのは成長の証し。ものにできるように、後半戦は一つになってやっていく」