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大人もおむつや尿取りパッド 広がれ「男子トイレの汚物入れ」

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高橋美佐子
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 これまで女性用トイレに限られた「汚物入れ(サニタリーボックス)」が、男性用も公共施設の個室トイレを中心に置かれ始めている。今年に入って全国で急激に広がり、一般社団法人「日本トイレ協会」と朝日新聞社が調べたところ、7県63市町(2021年7月19日現在)。前立腺や膀胱(ぼうこう)のがんの治療などで、尿取りパッドやおむつを使うようになった人たちが増えてきたのも一因とされている。人生100年時代、誰にとっても快適な排泄(はいせつ)環境とは何かを考える。

 大阪市でビルメンテナンス会社を営む高橋直樹さん(60)は数年前、経営者の会合で行ったホテルのトイレで見た光景が忘れられない。小便器で用を足す70代ぐらいの男性が、生理用品のようなパッドをさっと交換したのだ。

 「驚くと同時に『自分も年を取ったら、あんなんなるねんかな』と思いました」。そして最近、業界団体の会報に載った商品カタログに「男性が尿取りパッドの捨て場に困っている」との一文を見つけて納得した。今後は自社の業務でも取り扱うことにした。

 こうした動きのきっかけを作ったのは、膀胱がんを公表するキャスター小倉智昭さん(75)だ。「男性用トイレにもサニタリーボックスを置いて欲しい」という口にしづらい切実な願いを訴えたのは昨年6月。長らく同じテレビ情報番組でタッグを組んできたフリーアナウンサー笠井信輔さん(59)が司会進行するユーチューブ対談(https://www.youtube.com/watch?v=4en52rCmqeM別ウインドウで開きます)の中だった。

 膀胱全摘後に尿意を感じなく…

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