高校野球西東京大会、準々決勝2試合が順延 「マジか」球場ため息も

狩野浩平 比嘉展玖
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 第104回全国高校野球選手権西東京大会(朝日新聞社、東京都高校野球連盟主催)は26日、雨のため準々決勝2試合がいずれも中止になった。26日に予定されていた日大三―桜美林国士舘―国学院久我山の2試合が27日の第1、2試合に組み込まれる。27日は神宮球場で西大会の準々決勝4試合が行われる予定。

 東京都内では26日朝から急に雨脚が強くなり、試合会場の神宮球場も強い雨に見舞われた。第1試合の日大三と桜美林の選手たちはベンチから心配そうにグラウンドを眺めていたが、午前10時過ぎに第1試合の中止がアナウンスされた。

 第2試合は午後0時半開始予定だったが、その後も雨は弱まらず、午前11時半ごろには第2試合も中止を決定。アナウンスや電光掲示板が中止を伝えると、どよめきが起き、球場はため息に包まれた。一方、第2試合の国士舘と国学院久我山の選手たちは淡々と球場を後にした。

 球場前では、観客に慌ただしく対応するスタッフの姿があった。試合中止を知らずにチケット売り場を訪れ、戸惑う中学生もいた。応援に来た国学院久我山の生徒たちは「マジか」とため息。傘を差し、雨の街へと去っていった。(狩野浩平、比嘉展玖)

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