中国で誘拐・人身売買1198人見つけ出す 「今まで何を」と批判も

瀋陽=金順姫
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 女性や子どもの誘拐・人身売買が社会問題となっている中国で、公安省が25日、3月からの集中的な取り締まりで906件の事件を摘発し、1069人の容疑者を拘束したと発表した。DNA型の鑑定などを進めて被害者の身元を特定し、長年行方がわからなくなっていた1198人を見つけ出したという。

 中国では1月、江蘇省徐州市の農村で女性が鎖につながれて閉じ込められていた事件が発覚。女性が繰り返し人身売買の被害に遭った後、8人の子どもを産んでいたことが判明し、当局の責任を問う声が高まった。

 中国メディアは今回の発表に先立ち、26年間にわたって逃亡していた男が11件の子どもの誘拐容疑で拘束されたことや、23年前に女性2人と4人の赤ちゃんを誘拐して売った疑いを持たれている男が拘束された事件などを伝えている。

 ネット上では「今まで何をしていたのか」「手柄なのか。それとも、これまでの失態なのか」という声や、「なぜこんなに多くの人が誘拐されたのか」「こういうニュースを見ると、被害者が一体あと何人いるのかと思う」といった反応が出ている。(瀋陽=金順姫