第15回ウクライナ侵攻で注目、防衛研究所のメディア戦略は 「取材に驚き」

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聞き手・牧野愛博
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 防衛省防衛研究所(防研=東京都新宿区)は、安全保障分野で日本最大のシンクタンクです。8月に創立70周年を迎えますが、ロシアによるウクライナ侵攻が契機とはいえ、ここにきてメディアへの露出が急激に増えています。齋藤雅一所長にその背景や戦略を聞きました。

取材要請殺到に新鮮な驚き

 ――メディアへの露出が増えています。

 こんなにメディアからの取材や出演要請が来るとは予想しておらず、新鮮な驚きでした。もちろん、ロシアによるウクライナ侵攻は国際法を踏みにじる歴史に残る重大事案ですが、国民の間に安全保障の諸課題についてより深く理解したいという関心の高まりを感じます。

 安全保障に関しては、防研は国民の関心にきめ細かく応じるだけの様々な専門知識を備えた研究者をそろえる唯一の研究機関という自負もあります。また、安全保障に関する我が国唯一の国立の研究機関として、その有する知見を国民の皆様にしっかりと還元することは私たちの重要な使命でもあります。

なぜ、防研の出番が増えたのか

 ――1991年の湾岸戦争では江畑謙介さんら一部の軍事評論家に取材が集中する一方、防研の出番は多くなかったようです。

 防衛省(庁)・自衛隊の社会…

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