セクハラ「なかったことにしたくない」 元自衛官の女性が実名で訴え

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伊木緑
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 自衛隊の訓練中にセクハラを受けたとして、元自衛官の女性が、実名を明らかにしてYouTubeなどで被害を訴えている。女性の訴えに基づき強制わいせつ容疑で捜査が行われ、嫌疑不十分で関係者は不起訴となったが、女性は検察審査会に審査を申し立てている。また、防衛省に対して第三者委員会による調査を求め、署名活動も始めた。女性は27日午後に東京都内で記者会見を開く予定だ。

 この女性は、陸上自衛隊の東北方面の中隊に所属していた五ノ井里奈さん(22)。大学中退後の2020年4月に入隊。宮城県出身で小学5年の時に東日本大震災で被災した際、避難所で世話をしてくれた女性自衛官に憧れたこと、柔道でオリンピック出場を目標に、自衛隊体育学校に入ることを目指したのがきっかけだったという。

 五ノ井さんによると、セクハラ被害を受けたのは、中隊に配属された翌年の21年8月。約1カ月間続く山での訓練の初日の夜、恒例の宴会中に料理をしていたところ酒を飲んでいた男性隊員らの輪に呼ばれた。格闘技を話題にしていた上官2人が部下の男性隊員に「その技を五ノ井にやってみろ」と指示。男性隊員1人が両手で五ノ井さんの首を圧迫してひねり、体を押し倒したうえ、両脚を無理やり広げて繰り返し腰を押しつけた。別の隊員2人も同様の行為をしたという。

 五ノ井さんは自衛隊のセクハ…

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