樹徳、バントなしの強気スタイル貫いた 健大高崎を破り30年ぶりV

中小路徹
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(27日、高校野球群馬大会決勝、樹徳6―4健大高崎)

 ノーシードの樹徳が一回、5番舘野優真、6番森颯良の連続適時打など4安打を集めて5得点。昨春の選抜出場校・健大高崎にじわじわ追い上げられたが、エースの亀井颯玖が六回以降リズムに乗った。攻めは、ほとんど送りバントをしないスタイルだ。二回は1死一塁、六回も無死一、二塁からの強攻策が、内野ゴロ併殺打と裏目に出て好機をしぼませた。だが、井達誠監督(47)は「あそこでバントをすると、自分が弱気になっていると選手たちから思われる。弱気になったら間違いなく勝てない相手」。初志貫徹し、30年ぶりの悲願をかなえた。=上毛敷島中小路徹

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