一度は当てが外れたけれど…民泊経営者が取り組む「おためし移住」

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亀岡龍太
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 三重県伊賀市上野徳居町にある長屋を改修した民泊施設「ゲストハウスDAIJI」が、今年度導入された市の「おためし移住施設」登録制度で第1号になった。運営する窪田純さん(43)は7年前に東京から夫と移り住み、2年前に民泊を開業。おためし移住で滞在する人向けに、自ら移住後に城下町や街の魅力を知った経験をもとにした体験プログラムを用意し、「移住が増えてほしい」と話す。

 窪田さんは大阪府交野市で生まれ育ち、伊賀市に住んだことはなかった。父が伊賀市出身で、今回の長屋などを所有していた。民泊施設の名は身内がかつて市内で営んだしょうゆ店の屋号「大治」からつけた。

 東日本大震災がきっかけだった。当時東京に住んでいた窪田さんは、帰宅できずに横浜の職場で一夜を明かした。「いつ何が起きてもおかしくないと学び、(関西圏に)戻りたくなった」。その後、父から伊賀市移住を打診され、応じることにした。

 移住後、窪田さんは古民家や松尾芭蕉の生家などの旧跡があちこちに残る城下町の散策を楽しんだ。その中で、地元産のおいしい米や野菜などを知り、目利きの魚屋や飲食店などの生活情報を蓄積した。

外国人向けに長屋改修、しかしコロナで…

 一方で、窪田さんは米国留学…

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