「一番、仕事ができた大会」 光南のリードオフマン、夢は消防士

滝口信之
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 (27日、高校野球福島大会 聖光学院6―3光南)

 光南の1番打者二瓶公太(3年)が決勝の舞台でも躍動した。

 一回裏の第1打席。「流れを作るのが自分の仕事」と4球目の直球を振り抜き、安打で出塁。4番打者の内野ゴロの間に先取点となる本塁を踏んだ。

 二瓶は昨秋、背番号17の控えの外野手だった。秋の県大会後はレギュラーを目指し、打撃の間を取ろうと意識。渡辺柊也(3年)と遅い球をセンターへ打ち返す練習も繰り返し、直球や変化球に引っかける打球が極端に減ってきた。

 春からは先頭打者を任され、今大会は準決勝までの5試合で打率5割超、打点6を記録。決勝でも四回に押し出しの四球を選び、七回には左前安打で出塁し3点目の本塁を踏んだ。「1番打者として、一番仕事ができた大会だった」と二瓶。渋谷武史監督も「二瓶の一振りでチームが『きょうも行けるぞ』と勢いがついた」と評した。

 野球は高校までと決めていて、卒業後は消防士を目指す。「自分が好調な時にほかの選手にアドバイスをして、結果を残すとうれしかった。今度は消防士として人を助けたい」(滝口信之)