九州国際大付の2年生・池田、エースに代わり快投 テンポよく完封

酒瀬川亮介
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(28日、高校野球福岡大会決勝 九州国際大付1―0筑陽学園)

 九州国際大付は春の選抜で活躍したエース香西一希(3年)が新型コロナに感染し、5回戦から不在に。そのピンチを2年生右腕の池田悠舞が救って決勝までたどり着いた。この日のベンチには香西の姿が戻っていたが、出番を与えないほどの快投を池田が見せた。

 テンポのいい投球ですぐに追い込む。「チェンジアップとか遅い球で打ち取るのが自分の持ち味。それができた」。104球で3安打完封。そのうち内野安打が2本で外野に飛んだ安打は1本しかなかった。ベンチで見守った香西も「まったく崩れる気配がなかった」と後輩のピッチングを絶賛した。

 「自分の結果より、香西さんに甲子園をプレゼントできてよかった」と池田。春はベンチ入りしただけで投げることはなかった。今度の夏は、二枚看板の一人として堂々と甲子園のマウンドに立てそうだ。=北九州市民(酒瀬川亮介)

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