ねぶたばやし、天まで届け コロナに阻まれた父との共演、最期の約束

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古庄暢
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 「ラッセラー」のかけ声に、太鼓や手ぶり鉦(がね)の音が重なり、軽快なねぶたばやしになって響く。

 23日夕、青森市の新城地区であったねぶた祭りで、練り歩くはやし手の中に、しの笛を吹く三上莉奈さん(30)の姿があった。

 青森青年会議所の「JCはやし隊」のメンバーを務める三上さん。約1週間後に開幕を控えた青森ねぶた祭を前に胸を高鳴らせながら、父・真史さんのことを思い浮かべていた。

 祭りはコロナ禍のため、一昨年、昨年と2年連続で中止に。同じはやし隊で太鼓をたたいていた父は、再び祭りに出ることを願いながら、肺がんで昨年12月に60歳で亡くなった。

 「明るい性格で、みんなで盛り上がるのがとにかく好きだった。次の祭りも当たり前のように一緒に参加できる」。3年前は、そう思っていた。

「はやし隊を頼むな」 そう言い残した父

 三上さんが、JCはやし隊の…

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