暴力団組員、巡査長に情報漏洩そそのかした疑い 福岡県警が逮捕

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 福岡県警巡査長が第三者の犯罪歴などを知人に漏らしたとされる事件で、この巡査長に情報漏洩(ろうえい)を依頼したとして、同県警が暴力団組員を地方公務員法違反(そそのかし行為)の疑いで逮捕していたことが、捜査関係者への取材でわかった。巡査長は署の地域課勤務が長く、暴力団捜査に関わったことはないといい、県警は巡査長と組員との関係性や漏洩の経緯などについて調べている。

 捜査関係者によると、組員は、山口県下関市を拠点とする暴力団に所属。同法違反(守秘義務違反)容疑で今月逮捕された、田川署地域2課巡査長で交番勤務の田中恭平容疑者(34)=福岡県飯塚市幸袋=に、第三者の犯罪歴などの情報提供を依頼した疑いがある。

 県警は、田中容疑者とともに、情報提供を依頼した疑いで韓国籍の会社役員沈康浩容疑者(61)=山口県下関市=ら3人を同法違反(そそのかし行為)の疑いで逮捕していた。その後の捜査で、組員の関与が明らかになったという。

 監察官室によると、田中容疑者は昨年8月下旬から今年6月中旬ごろ、沈容疑者らの依頼を受け、署内で照会用の端末を操作し、第三者の犯罪歴など計3件分を確認。電話やSNSなどで沈容疑者らに職務上知り得た秘密を漏らした疑いがある。田中容疑者は警察業務などを通じて沈容疑者らと知り合ったといい、容疑を認めているという。今年2月に外部から県警に情報提供があったという。