米寿の保育士、育てた園児は800人 「お顔見てると長生きできる」

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青森朝日放送 坂本佳子
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 この道63年。これまで800人の園児を送り出し、いまも現役の保育士が青森県平内町にいる。「すとうせんせい」。今年5月に数え年で米寿を迎えた。

 満87歳の誕生日。須藤祥子(すとうさちこ)さんは朝7時、いつものようにバスに乗り込み、笑顔で園児を出迎えた。

 「おはようございます」と呼びかけると、園児の返答は「こ~んに~ちは~」。お笑いコンビ「錦鯉(にしきごい)」が漫才の冒頭で披露するあいさつだ。「私たちがわからないこと、どんどん覚えていまして。知らないことばっかり言ってきますよ」と笑う。

 69年前、教師を目指し、弘前大学に進学するも、1年生の春に髄膜炎と診断されて自主退学した。「挫折でしょうね」。9人きょうだいの長女。夢はあきらめた。退院後は青森市内にアパートを借り、親代わりとなって、弟や妹の面倒を見て過ごした。

教師をめざして「挫折」した須藤さん。その後の63年の保育士人生では、すてきな出会いがありました。記事の後半で、現役保育士としての活躍とあわせて紹介します。

 24歳で平内町の山彦保育園…

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