カッパ役の子どもを巨大うちわで…大分のかっぱ楽は「素朴さが魅力」

貞松慎二郎
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 大分県中津市耶馬渓町の雲八幡宮で29日、平家の落人の霊を鎮め、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願する「かっぱ楽」(県指定無形民俗文化財)が奉納された。350年以上の歴史があるとされ、宮園楽保存会のメンバーら約45人が踊りや囃子(はやし)を披露した。

 壇之浦の戦いで敗れ、源氏の追っ手に討たれた平家の落人がカッパに化け、田畑や牛馬に災いをもたらしたため、楽を奏でて慰めたのが起源。子ガッパ役の保育園児4人をなだめるように、浴衣姿の大人たちが鬼の絵を描いた大うちわであおぎながら踊った。

 保存会の井倉就喜(なりよし)会長(77)は「コロナ禍で思うように練習できなかったけれど満点の出来。子どもが多く参加してくれて良かった」と喜んだ。うちわ役を初めて務めた地元の音楽家、平坂尚之さん(46)は2人の子どもと参加し、「かっぱ楽の魅力は素朴さ。保存継承していければ」と話した。貞松慎二郎

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