KDDI一律200円返金、社長「かなり悩んだ」 発端は人為的ミス

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杉山歩、渡辺淳基、今泉奏、松本真弥、鈴木康朗
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 KDDIは29日、過去最大規模の通信障害について補償の方針を示した。金額や対象者をめぐっては様々な意見があり、利用者の納得感を得るのは簡単ではない。国の行政指導や再発防止の具体化もこれからで、会社側の丁寧な対応が求められる。

 KDDIから補償内容が公表されると、ネット上では「安すぎる」といった見方が盛り上がった。

 補償額はどのように決まったのか。KDDIの約款では「24時間以上、すべてのサービスが利用できない場合に返金する」としている。該当する利用者は278万人で、障害が続いた61時間を2日分と判断した。利用者の月額の基本料金をもとに日割りで計算すると、1日あたり平均52円になるという。

 KDDIは約款の補償に該当しない人にも一律200円を返金する。障害の影響が大きく、利用しづらくなった人の特定も難しいためだ。KDDIの高橋誠社長は会見で「おわびの返金についてはかなり悩んだ」と話した。

 金額については約款返金分を考慮して決めたと説明した。障害の時間は3日間近くとなり、平均52円を3倍にすると156円になる。「おわびの意味を込めて」(高橋社長)、最終的に200円に決めたという。返金の対象者と金額は8月中旬以降に確定し、9月以降の請求から減額するという。

 携帯電話大手の回線を借りて…

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    藤井涼
    (CNET Japan編集長)
    2022年8月2日11時6分 投稿
    【視点】

    KDDIとしては、基本料の日割り額から補償額を出し、さらにお詫びの意味もプラスした金額が一律200円だったわけですが、過去最大の障害を起こし、交通インフラなどにも影響を及ぼしたこともあり、そのお詫びとして、200円は誠意が見られないと感じた