中国ロケットの残骸、31日ごろ落下か 「制御不能」 米国も監視中
ワシントン=下司佳代子
中国が24日に打ち上げたロケットの残骸が大気圏に再突入し、日本時間31日午前3時半前後に落下するとの見通しを、米政府と関係の深いNPO「エアロスペース・コーポレーション」が明らかにした。落下地点は見通せず、米国防総省は「状況を監視している」という。
ロケットは「長征5号」。宇宙実験施設「問天」を運ぶため、24日に中国南部・海南省から打ち上げられた。同NPOによると、落下が予想されるロケットの部分は高さ53・6メートル、約23トン。この規模での再突入の場合、大気圏で燃え尽きず、20~40%が地上に到達すると考えられるという。物体の設計などに左右され、今回の場合は5~9トンと予想している。
同NPOの専門家は「落下は…
- 【解説】
記事にも登場する米エアロスペースによると、今のところ(30日午後2時現在)、長征5号ロケットの1段目が落下するのは日本時間で31日午前3時プラスマイナス5時間の範囲です。 最も可能性が高い予想落下地点は、「今のところ」インド洋上空ですが、