二松学舎大付が3季連続の甲子園 春の反省から全試合で序盤に先取点
(30日、高校野球東東京大会決勝 二松学舎大付5―1日体大荏原)
二松学舎大付が安定した戦いぶりで、3季連続の甲子園出場を決めた。
最大のライバル、帝京を7―4で下した準決勝を含め、全6試合で三回までに先取点を挙げた。決勝も三回、9番・菊池真伍が四球で出ると、二盗、内野ゴロで1死三塁とし、2番・中川龍斗の中犠飛で1点。四回は菊池の左前適時打で突き放した。
裏を返せば、序盤に投手陣が失点しなかったということだ。
この日はエース左腕の辻大雅が三回まで毎回安打を許しながらも、粘り強い投球で後続を断った。「辻がよく投げてくれた」と市原勝人監督(57)。六回に3点を加点したあと、七回に1点を返されると、2年生右腕の重川創思につないで逃げ切った。
春の選抜大会は1回戦で聖光学院(福島)に3―9と完敗した。一回にいきなり3失点し、後手後手に回った。春季都大会も決勝で二、三回に2点ずつを失い、関東第一に敗れた。その反省を夏に生かした。
「春に悔しい思いをしたので、一つでも多く勝てればと思っています」と主将の小林幸男。市原監督は「(昨夏の)先輩たちは甲子園で1勝だったので、それを超えて2勝、3勝したい」と上位進出を誓った。=神宮(安藤嘉浩)
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