あっせん収賄容疑の江東区議、議長5回選出 わいろ30万円受領か

高嶋将之、山口啓太
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 東京都江東区発注の清掃業務委託契約の入札情報を漏らすよう区職員に働きかけた見返りに賄賂を受け取ったとして、警視庁は30日、江東区議の榎本雄一容疑者(66)=江東区大島3丁目=をあっせん収賄容疑で逮捕し、発表した。贈賄容疑で、足立区の清掃会社「アクト」の代表、神谷知伸容疑者(52)=足立区佐野1丁目=も逮捕した。

 捜査2課によると、榎本区議は江東区議会議長だった今年2月、神谷代表の依頼で、翌月に入札がある区施設の清掃管理業務の入札に関する非公表情報を自身に教えるよう区の幹部職員に働きかけ、見返りとして4月に神谷代表から現金30万円を受け取った疑いがある。同課は2人の認否を明らかにしていない。

 この事業の入札は指名競争方式で、区が選んだ10社が参加し、アクトが約4千万円で落札した。同課は、榎本区議が区幹部から得た情報を神谷代表に伝え、アクトが入札を有利に進めたとみている。

 榎本区議は区議会の自民党会派の所属で、1991年から8期連続で当選。過去に区議会議長に5回選ばれ、今年5月までも務めていた。

 同課は30日、関係先として区役所議会事務局などを家宅捜索。押収した資料をもとに経緯を詳しく調べる。(高嶋将之、山口啓太)