四国のDMAT隊員、南海トラフ地震想定の実動訓練 高知

今林弘
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 四国のDMAT隊員が高知県内に集まり、南海トラフ地震を想定した訓練に臨んだ。高知道南国サービスエリア(SA)に設置した参集拠点本部には、救急車などで隊員が次々と到着し、拠点病院に向かった。

 訓練は4県持ち回りで開かれている。この2年はコロナ禍で中止で、高知県での開催は4回目。前日午前8時に高知沖でマグニチュード8の地震が発生したと想定し、浸水した高知市内の病院の支援などが課題となった。

 隊員は四国の約30の病院から参加。南国SAでは、香川県立中央病院の佐々木和浩さんが中心となり、被害状況のデータを見ながら隊員を拠点病院に振り分けた。佐々木さんは「基本動作を実地で確認できる貴重な機会」と話した。

 高知県庁では、約50人が参加する調整本部を設置。被災した病院への医療品の支給などの机上訓練をした。全体を指揮した近森病院の井原則之さんは「経験豊富な隊員が実際の被災地の体験を伝えたり、県外の隊員が想定される高知の被害を知ってもらったりする機会にしたい」と話した。(今林弘)