ソ連崩壊を招いた「犯罪者」 ゴルバチョフ氏が母国で否定されるわけ

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 東西冷戦を終結に導きノーベル平和賞を受賞。愛称はゴルビー。日本や欧米で高い人気を誇るゴルバチョフ氏だが、母国ロシアでの評判はさんざんだ。ソ連を崩壊させた犯罪者という見方さえある。

 ペレストロイカ(立て直し)やグラスノスチ(情報公開)を進めたが、その先にある新しい国の形が見えなかった。物不足が深刻になり、食料品や日用品を買い求める長い行列ができた。先の見えない当時の生活を、いまも苦々しく思う人は少なくない。

 ソ連崩壊から25年を迎えた2016年に全ロシア世論調査センターが行った調査によると、「ゴルバチョフ氏が私たちの国にした良いことはなにか」という質問(自由回答)に対して、47%が「何もない」、34%が「答えるのが難しい」と回答。「冷戦の終結」と答えた人はわずかに6%。「自由と民主主義をもたらした」は5%。「ペレストロイカの開始」は2%にとどまった。

 「ゴルバチョフ氏がした悪い…

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