ウクライナの食料輸出再開 オデーサから最初の船団、危機打開へ一歩

有料記事ウクライナ情勢

イスタンブール=高野裕介
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 ロシアによる黒海封鎖で滞るウクライナからの食料輸出の再開をめぐり、同国南部オデーサの港から現地時間の1日午前、最初の貨物船が出港した。仲介するトルコ国防省が発表した。世界的な食料危機の懸念が高まる中、事態打開に向けて一歩前進した。

 同省や国連によると、最初の貨物船はシエラレオネ船籍で、トウモロコシ約2万6千トンを積んで中東レバノンのトリポリに向かう。2日にトルコで積み荷の検査を行い、ボスポラス海峡を通過して地中海に抜ける。他の貨物船も後に出発する見込みで、機雷を避けるために、ウクライナ当局の船舶の先導で黒海の沖合に出るとみられる。国連は1カ月の輸送量について、侵攻前に相当する500万トンを目指すとしている。

 輸出再開を仲介した国連とト…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年8月1日17時27分 投稿
    【解説】

    歓迎すべき一歩ですが、これで一安心とはなりません。理由は簡単。ロシアは、ウクライナからの食料輸出とロシアからの食料と肥料の輸出は「セットで実現されなければならない」と主張しているからです。 このままウクライナからの輸出が続き、ロシアからの