ティファニーと伝統技術がタッグ 存亡の危機から狙う世界進出

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佐藤美千代
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 400年以上の歴史がある金沢の「縁付金箔(えんつけきんぱく)」製造の伝統を残そうと、金沢市などが職人の育成に取り組んでいる。担い手の高齢化、需要の減少など厳しい状況のなか、米高級宝飾大手ティファニーの日本法人も支援に名乗りを上げた。関係者は「世界にアピールする好機」と望みをかける。

 「存続の危機にある素晴らしい技術を残すため、多くの方に知っていただくようサポートする」

 ティファニー・ジャパン(東京)のディメイ美代子社長は6月29日、金沢市役所を訪れ、市などが取り組む後継者の育成や情報発信を後押しすることを明らかにした。村山卓市長は「世界的なブランド力で、金箔の魅力の発信を期待する」と謝意を示した。

 同社は、世界各地で文化遺産などの保存を支える「ワールド・モニュメント財団」(本部・ニューヨーク)に約5千万円を提供し、今後3年、共同で支援プロジェクトを実施する。

職人は50年前の10分の1以下に

 金沢は明治時代から金箔の主要産地で、現在は国内生産量のほぼすべてを占める。建築や美術、工芸のほか、食品や化粧品に使われ観光客にも人気が高い。

 製法は二通りある。主流の「…

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