サッカー「オーバー70」初代王者決定 動画が好評「元気もらった」

藤谷和広
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 70歳以上が出場できる「全日本O―70(オーバー70)サッカー大会」(日本サッカー協会=JFA=主催)で、「アスレチッククラブ(AC)ちば」が優勝し、2日に県庁を訪れた。2007年から続く大会だが、今回初めて決勝ラウンドが実施され、初代王者に輝いた。

 大会は6月、松山市で開催され、全国から選出された12チームが3ブロックにわかれ予選リーグを戦った。決勝ラウンドでACちばは、PK戦の末に準決勝を制し、決勝は兵庫県選抜を相手に1―0で競り勝った。

 予選の初戦開始直後には主力選手が股関節を痛め、ピッチを離れるというアクシデントもあった。決勝でゴールを決めた主将の増田仁さん(70)は、「10年一緒に練習している選手もいて、お互いどう動くかわかるので、試合でも1歩前に出ることができる。チームワークは(参加チームで)一番だった」と振り返る。

 増田さんは今大会に出場するため退職。週3日のチーム練習に加え、ジムに通って体力を維持してきた。「優勝という夢がかなったので、これからどうしようかなと。でも練習は続けますよ」と笑顔で語った。

 JFAがユーチューブで公開している予選と決勝のハイライト動画は、計50万回以上再生され、「元気をもらった」「こんな70代になりたい」といったコメントが寄せられた。ACちばは「40代からサッカーを始めても30年、全国レベルで楽しめる」として、世代を問わず仲間を募っている。(藤谷和広)