中央区役所や三宮図書館が移転オープン 進む三宮再整備

鈴木春香
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 【兵庫】神戸市が進める都心・三宮再整備の一環で、今夏、市の施設が相次いでリニューアルオープンした。高い機能性や魅力で、街がさらに活性化することを市は期待している。

 JR三ノ宮駅から600メートルほど南西の旧居留地に、中央区役所の新庁舎ができた。地下1階・地上12階建て。市は「木材を効果的に使用した自然の温かみを感じられるデザイン」とする。区役所部分の延べ床面積は約1万2400平方メートルで、7月19日に移転し、業務が始まった。印鑑登録など一部のサービスを事前予約できるようにしたほか、0~2歳の子どもとその保護者がくつろげる「おやこふらっとひろば」(予約制)を新たに整備した。

 建物の1階と9~11階には、中央区文化センターができた。貸会議室やイベントで使える多目的ルームなどを備えている。市勤労会館、葺合文化センター、生田文化会館の文化機能を集約したという。

 市立磯上体育館も同日、分散していた体育室やトレーニング室を集約し、磯上公園内に開館した。トレーニング室の利用時間は午前7時~午後11時で、出勤前後にも利用しやすくしたという。

 26日には市立三宮図書館が、海に近いエリアにあるKIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)に移転オープンした。1千平方メートルある館内には、壁を彫り込んだ座席「ニッチ」や少人数で読書に集中できる「ネストブース」などがあり、ゆったりした空間が特徴だという。

 5年間の暫定的な移転の予定。元々入居していた市勤労会館や旧中央区役所があるJR三ノ宮駅近くのエリアが再開発され、開業する高層ビルに新たな図書館が整備されるまでの利用になる。

 西田博至館長は「駅からは少し距離があるが、くつろげる滞在型の図書館として使ってもらいたい」と話している。(鈴木春香)