高校生が政策提言 山梨県議会本会議場で「議会」

吉沢龍彦
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 高校生が議場で政策を提言する「高校生議会」が2日、県議会の本会議場で開かれた。県内16校から33人が参加し、16人が演壇に立って意見を述べた。

 甲府第一高校の有賀心咲さんは、同校の女子生徒の制服にスラックスを導入したことを取り上げた。「当初はジェンダーを意識したものだったが、自転車通学や冬の防寒対策など、多くの場面で役立つことが分かった」と指摘し、「男女にかかわらず、すべての人が暮らしやすい社会の実現を目指していけば、結果としてジェンダー平等の実現につながるのではないか」と語った。

 東海大甲府高校の下條元陽さんは、選挙での「オンライン投票」の導入を提案した。「若い世代の低投票率が問題になっている。最近はSNSを通して政治が身近に感じられる機会が多くなってきた。オンライン投票ができれば、若い世代も抵抗なく投票できる」と話した。

 盲学校の山口穂乃華さんは、歩道橋などの階段の段差が見分けやすくなるような工夫を求めた。色の見分けが難しい人に意見を聴いた結果として、色のはっきりした目印や点字ブロックなどの設置を提案した。

 高校生議会は若者の政治参加意識の向上を目指して開催し、今年で5回目。県議会の桜本広樹議長は「提言が今後、政策として実現できるよう努力する。県政や県議会に興味を持ち、チェックしてください」と語りかけた。(吉沢龍彦)