浜商発「浜松ラーメン」新登場 「餃子と並ぶ名産に」高校生ら企画

大平要
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 【静岡】浜松商業高校の生徒たちが袋入りの「浜松ラーメン」を企画した。8月からJR浜松駅や高速道のサービスエリア(SA)の売店などで販売している。生徒たちは「浜松餃子(ぎょうざ)と並ぶ名産に育て、お土産革命を起こそう」と意気込んでいる。

 1袋に1人前の生麺(110グラム)と液体スープ、三ケ日みかんパウダーを使った「みかん胡椒(こしょう)」の小袋が入る。パウダーは、冷凍したみかんを粉砕して粉末にしたもので、洋菓子などに使われている。JAみっかび(浜松市北区)から仕入れた。家庭で手軽に調理できるという。1袋税込み345円。JR浜松駅や東名浜名湖SA、新東名浜松SAなどで購入できる。

 商品企画やマーケティングを実体験で学ぶ部活動の「調査研究部」が、商品を企画した。お土産向きの新商品を開発することで、「浜松の地域経済にも貢献できるのではないか」と考えた。部内での議論の末、国民食で地元の特色も生かしやすいラーメンに挑戦することにした。

 実はジャンルとしての「浜松ラーメン」は存在していない。そこで、新たにブランドを作り上げようと考え、今年1~4月、36人の部員が手分けして浜松市内のラーメン店72店舗に足を運び、実際に食べるなどして調査。豚骨しょうゆをベースにしたスープや、中太ストレート麺が比較的多く使われていることを突き止めた。

 その後の検討の結果、ラーメン店に足を運びにくい女性に好まれる味にしようと決め、地元しょうゆメーカーの協力で、あっさりめのスープを完成させた。次期部長の酢山遥香さん(2年)は「いろんな具材に合わせやすいため、トッピングの工夫で『インスタ映え』を狙う人たちにも選んでもらえる」と狙いを話す。

 同部は昨年、地元のトリイソースを使った「浜松焼そば」を企画し、駅の売店だけで年1万袋以上を販売した。ところが、材料の調達量を増やすのが難しく、せっかく人気になったのに、製造できる数が限界に達してしまった。

 「地元の経済を活性化させるために、もっと売り上げを伸ばしたい」(酢山さん)と考え、今回は反省を生かし、増産に対応可能な材料を選んだという。ラーメンの販売目標は、年5万袋以上だ。(大平要)