ニホンカモシカ、大阪府内の森林で初確認 自動撮影カメラに若い個体

川田惇史
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 国の天然記念物のニホンカモシカの姿が大阪府南部の森林で確認された。府立環境農林水産総合研究所は、府内で野生の姿が確認されたのは初めてとしている。

 研究所の生物多様性センターによると、今年3月末から約2カ月間、大阪府泉佐野市南部の犬鳴山付近の森林に2台のカメラを設置。野生動物のモニタリング調査が目的で、カメラの前を野生動物が通過すると赤外線センサーが反応し、自動で動画撮影できる仕組みだった。

 ニホンカモシカは4月8日昼ごろ、1台のカメラで1度だけ撮影できた。雌雄は不明で、親の縄張りから離れたばかりの若い個体と考えられるという。

 ニホンカモシカは近畿地方では京都府滋賀県の北部、鈴鹿山脈、紀伊山地に生息している。今回確認された個体は紀伊山地から移ってきた可能性が高いという。

 センターの担当者は「まだ一度しか確認できていないので、今後もカメラを設置し、調査を継続していく。誤って捕獲されないよう注意も呼びかけたい」としている。

 撮影された動画は同研究所のユーチューブチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCGwMlZCyCzWxeEa4xqhk7Jw/videos別ウインドウで開きます)で見ることができる。(川田惇史)