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入院100人できない沖縄 高山義浩医師が語る、高齢者見守りのコツ

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聞き手 編集委員・辻外記子
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 新型コロナウイルスの「第7波」が全国で最も深刻な沖縄県では、入院が必要なのにできない事態が起きています。発生初期からコロナ対応にあたり、高齢者施設での感染者の療養も支援してきた、県立中部病院感染症内科の高山義浩副部長に1日夜、現状や高齢者を見守るコツを聞きました。

たかやま・よしひろ 1970年生まれ。東京大医学部保健学科を卒業後、フリーライターに。2002年、山口大医学部を卒業し医師免許取得。九州大病院、佐久総合病院、厚生労働省などを経て10年から沖縄県立中部病院。新型コロナウイルスの流行を受け、20年から厚労省参与、21年から沖縄県政策参与。

 ――新規感染者が沖縄県は人口10万人あたり2千人を超し、全都道府県で最多が続いています。

 いま、在宅や施設で療養をしながら酸素投与をしている感染者が県内に約80人、ほかに約20人が入院待機ステーションにいらっしゃいます。

 計約100人、本来は入院させるべきなのにできていない、異常事態です。医療崩壊が起きていると言ってもいいでしょう。

 数としては昨夏の第5波やこの冬の第6波よりも多いです。ただ、ワクチンの効果などもあり、亡くなる方は昨夏ほど多くはありません。

 入院が難しい「医療逼迫(ひっぱく)」は、今から感染が減少に転じたとしても、この先2週間ほどは続きます。

 そのあいだに、感染力を増したとされるBA.2.75に置き換わった場合には、さらに状況が悪化することも想定しなければなりません。

イベント、安全に開く工夫を

 ――どうすれば状況は改善するのでしょう。

 これ以上、感染を広げないようにしなければなりません。

 特に高齢者を巻き込まないよ…

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