割れる賛否、国葬とは何なのか 歴史・政治・宗教の視点でみると

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聞き手・桜井泉 聞き手・池田伸壹 聞き手・高重治香
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耕論 国葬を考える

 安倍晋三元首相の国葬が9月に行われる。戦後2例目となる元首相の国葬に、世論の賛否は割れている。民主主義国家という共同体が葬儀を営むとは、どういうことなのか。

歴史学者の宮間純一さんは、近代史をひもときながら国葬の本質に迫ります。政治学者の大川千寿さんは、安倍氏の国葬を是とする立場から、日本の民主主義の「もう一つの問題」を見つめ直す好機だと指摘。宗教学者の川村邦光さんは、弔いが共同体で果たす役割や、人の死の意味を定めるのは何かを論じます。

いつの時代も変わらぬ真実とは 歴史学者・宮間純一さん

 日本初の国葬は、1883(明治16)年に行われた、右大臣を務めた岩倉具視の葬儀です。しかし、その原型は、5年前に不平士族に殺された政府の最高実力者・大久保利通の葬儀にありました。

 大久保の死に際しては天皇が…

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