再出発の「あいち」国際芸術祭 先住民・非欧米…最先端の担い手提示

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編集委員・大西若人
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 「あいちトリエンナーレ」から改称した、3年に1度の国際芸術祭「あいち2022」が7月30日、愛知県で開幕した。

 表現の自由を巡り揺れ動いた2019年の第4回展を受け、名称や組織を改めている。展示全体としては、強い表現より、両義的、多義的な表現を静かに読み込む印象が強く、地域色も濃くなっている。

 「前回に応答することが目的ではない。国際芸術祭とは、どういうものが理想的かを考えている」

 開幕前日の会見で、芸術監督を務める片岡真実・森美術館長は前回との比較を聞かれ、こう話した。

 激しい抗議で一時、展示の一部「表現の不自由展・その後」が公開中止になった前回を受け、県知事が会長を務める実行委員会形式は組織委員会に改組。大林剛郎・大林組会長が会長に。前回まで会場になってきた、名古屋市美術館は今回は使われていない。

 記事後半では、各会場ごとの見どころを詳報します。

 片岡さんはシドニー・ビエン…

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