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山梨県、医療関係者や受診する人に協力を呼びかけ 感染者急増で

新型コロナウイルス

吉沢龍彦
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 新型コロナウイルス感染者が急激に増加していることを受けて、山梨県長崎幸太郎知事は3日、医療関係者や受診する人に向けた「お願い」を発表した。一部地域では診療予約が取りにくくなっており、医療機関には診察時間延長を、受診する人には平日の日中の受診を呼びかけた。

 県によると、7月の1カ月間の新規感染者数は1万5771人を数え、これまでで最多だった今年2月の2倍超となった。

 長崎知事は「甲府市や中巨摩地区では診療予約が取りにくい状況も発生している」と説明。発熱外来の医療関係者に対して、かかりつけ患者以外の診療や、可能な限りの診療時間延長を要請した。

 受診者に対しては、軽い発熱やのどの痛みなど、軽度の症状の場合は平日の日中に受診することや、救急車を呼ぶか迷った場合は、24時間対応の受診・相談センター(055・223・8896、甲府市は055・237・8952)に電話することを呼びかけた。

 県は新たに3病院を重点医療機関に指定。新型コロナ感染者向けの確保病床を18床増やして417床とした。自宅療養者の健康観察にあたる協力医も5人増やし、「必要とする人に必要な医療を届ける体制を守る」としている。

 だが、これまでにない感染者増加で、軽症者には手が回らなくなってきた。県は発熱外来での受診に代えて、重症化リスクの低い人には抗原定性検査キットを配布し、自分で検査してもらう仕組みの検討を始めたとしている。

 長崎知事は保健所が感染者の全数を把握する仕組みにも言及。「コロナ禍の初期段階には一定の意義があったが、重症者が少ない現状を踏まえると、維持する必要性があるのか疑問だ。真にリスクが高い人に必要な医療を届けるためにも、全数把握の要否を早急に検討してほしい」と述べた。(吉沢龍彦)

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