香川県、旧統一教会の友好団体イベントを後援 表敬訪問受け入れも

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 「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の友好団体の理念を掲げるイベントを香川県が後援しているのは問題だとして、共産党県委員会などは3日、県に後援の取り消しを求める要望書を提出した。

 県国際課によると、後援しているのは「ピースロード2022in香川」というイベントで、世界平和を願って県内を若者が自転車で巡るというものだ。昨年も後援していた。浜田恵造知事は3年前から毎年、実行委員会メンバーらの表敬訪問も受けている。

 ピースロードのホームページには「UPFの世界的な友好親善プロジェクト」とある。UPFは教団の友好団体で、教団の創始者である文鮮明氏の名も記されている。これらのことから共産党県委員会は「霊感商法や高額な献金といった問題が指摘されている中、県の後援は教団に社会的なお墨付きを与え被害拡大につながる」として、後援の経緯説明や取り消しを求めた。

 一方、浜田知事は7月25日の定例会見で、「(教団と)関連がある団体という認識を持って表敬を受けたということはない」と説明。「ピースロードは、新型コロナウイルスの収束や四国新幹線の実現、日韓友好、世界平和などを願うもの。今年度はウクライナの平和も祈願し、これを激励するために表敬をお受けした」と話した。

 この日要望書を受け取った西原義一副知事は、現時点での後援取り消しは「なかなか判断は難しい」と否定的な考えを示し、「あくまでイベントの内容を見て(後援について)判断するのが実情」と述べた。

 ピースロードの活動への後援を巡っては、熊本県が2日、「県民の不安や懸念が増大し、名義後援の継続は不適当と判断した」として取り消した。

旧統一教会問題

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