仙台市教委が市立校に半旗掲揚を要請 安倍元首相の葬儀に合わせ

福岡龍一郎
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 仙台市教育委員会が安倍晋三元首相の葬儀に合わせて、市立小中学校など188校に半旗の掲揚を要請していたことが3日、分かった。教育指導課の担当者は「首相経験者の逝去に対して弔意を示すために協力をお願いした。強制力はなく政治的中立性に関しても問題はない」と話す。

 同課によると、要請は安倍元首相の通夜が行われた11日付で市立小中学校、中等教育学校、特別支援学校、高校の計188校に出した。教育指導課長名の文書で「仙台市総務局より依頼がありましたので、半旗の掲揚について協力を賜りますようお願いします」「学校の開校時間を対象とする」など通知した。掲揚の期間は葬儀が行われる12日までとする通知も別に出した。各校が実際に半旗を掲揚したかは、市教委は確認していないという。

 市総務局が全庁に半旗の掲揚を求めたため、従ったという。市教委によると、中曽根康弘元首相の合同葬が行われた2020年10月にも同様に半旗の掲揚を求める通知を市立小中学校に出したという。ただ、直近5年間では別の元首相が死去した際には要請していない。担当者は「元首相が逝去した際に半旗を掲揚すると基準が定まっているわけではない」と話した。(福岡龍一郎)