中国の威嚇は「地域を不安定化させる」 G7外相が非難声明

ワシントン=清宮涼
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 ペロシ米下院議長の台湾訪問に中国が反発し、軍事面を含めた威嚇を強めていることを受け、主要7カ国(G7)の外相は3日、共同声明を出し、中国の行為を「緊張を高め、地域を不安定化させる危険性がある」と非難した。「台湾海峡の平和と安定の維持」への揺るぎない関与も表明した。

 声明は、中国による台湾周辺での実弾訓練や経済的な威圧といった脅しに懸念を示した。

 また、「立法府の議員が海外に渡航することは通常で、日常的なことだ」とペロシ氏の渡航を擁護。「(ペロシ氏の)訪問を、台湾海峡での攻撃的な軍事行動の言い訳にする正当な理由はない」と指摘した。中国には、力による一方的な現状変更をせず、中台間の相違を平和的手段で解決するように求めた。

 すべての当事者が冷静さを保って自制し、透明性をもって行動することや、誤解を防ぐため、意思疎通を続けることも呼びかけた。G7各国の台湾に対する基本的な立場に変更がないとも指摘した。(ワシントン=清宮涼