東北ワーストの事故多発交差点は? 停止義務でも「止まらない車も」

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篠健一郎山崎啓介
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 信号機がない小さな交差点なのに、事故件数は県内ワースト級――。そんな危険な交差点が東北各地にあることが、警察庁が公開している全国の人身事故データを朝日新聞が分析して分かった。交通量が少ない狭い道にもかかわらず、事故が多発するのはなぜか。特に事故が多かった青森県宮城県の二つの交差点を訪れ、原因を探った。

 「信号がなくスピードが出しやすい。一時停止をしない車も見かける」

 青森県十和田市の中心部から車で約10分。買い物帰りの女性(72)は、その市道交差点をそう説明した。朝日新聞の調べでは、ここで2020年に9件の事故が起きた。うち8件が自動車同士の出合い頭の事故で、大けがをした人はいなかったが、16~19年に計8件だったところから急増。東北にある小規模な交差点で最多になっていた。

 交差点は、並行に走る市道と稲生川、県道10号を縦に結ぶ道が市道と交わるところにある。信号はなく、縦の道路ではなく、東西の市道側に一時停止の義務がある。近所の男性(71)は事故の原因について「優先道路の感覚で市道を走ってしまうのではないか」と語った。

 1キロほど西にスーパーが入る大型商業施設があり、県警十和田署は、市道が、信号が多い県道の抜け道として利用されているとみる。100メートルほど西には保育園もあり、十和田市は広報誌で注意を呼びかけた。

 ただ、20年に事故が急増し…

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