泥水に浸かる学校、住宅地…街一面が茶色に 道路は寸断、土砂崩れも

武田啓亮
[PR]

 分厚い雲の切れ間から茶色い濁流がのぞく。4日午前9時すぎから、新潟県胎内市や関川村、山形県飯豊町などの上空を本社機で飛んだ。

 胎内市では、市内を流れる荒川からの濁った泥水や折れた木々が、街や田んぼまで流れ込んでいた。道路が寸断されている箇所があり、立ち往生している車が見えた。商業施設や住宅街も茶色い水につかっている。学校はグラウンド全体が沈み、校舎だけが浮いているように見えた。消防隊員が救助用のゴムボートを出している。JR坂町駅(新潟県村上市)も水で覆われ、電車が止まっていた。

 道路が浸水し、車両が入れなくなっている関川村の集落では、土砂崩れが起きている場所も見えた。田んぼや住宅の1階部分が泥水につかり、近くでは4台ほどのポンプ車が川へ排水を試みていた。

 山形県飯豊町では複数の橋が崩落し、クレーン車が復旧に当たっていた。橋のそばの建物は土台が大きくえぐられて基礎部分がむき出しになり、倒壊の危険を感じさせた。(武田啓亮)