スペースX衛星40基失う、原因は太陽フレア 災害備え近くから監視

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玉木祥子
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 太陽表面の爆発に伴って通信・放送が2週間断続的に途絶える――。総務省が6月、激しい太陽活動がもたらす「最悪シナリオ」を発表した。太陽活動による極端な宇宙天気は、社会経済へ大きな影響を与えかねない。対応に向けた研究や観測が進んでいる。

 大規模な停電のほか、携帯電話や防災無線などが断続的に途絶え、110番などの緊急通報はつながりにくくなる。GPSは最大数十メートルもずれ、車のカーナビや自動運転も危険に。総務省がまとめた「100年に1回の最悪シナリオ」の概要だ。太陽表面の爆発現象「太陽フレア」の規模を示す5段階のうち最大規模「Xクラス」のレベルが「X10」という超巨大爆発が、2週間にわたって連続して発生した状況を想定した。

 小規模の爆発は毎日起きているが、Xクラスの大規模なフレアは年に数回。太陽活動は約11年周期で強くなったり弱くなったりすることが分かっていて、今のサイクルだと2025年に活発化すると予想されている。

 フレアが起こると、地球に高…

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    東山正宜
    (朝日新聞デジタル機動報道部次長)
    2022年8月5日19時19分 投稿
    【解説】

    最も近い恒星なのに、そのメカニズムはほとんど分かっていない。 私が大学院で太陽風について研究していた20年以上前から、太陽はなんだかんだそんな説明をされてきました。 いえ、もちろん研究は進んでいます。 1950年代以降、米